「阪急西山天王山駅から乗れる高速バスが便利らしい!?」そんな噂を聞きつけた4歳と2歳の三つ子、合計4児の母である私。冬休みを利用して高速バス旅行に行ってきました!
マイカー派の我が家の高速バス旅~きめ細やかな予約サービスがウレシイ
子どもがたくさんいる我が家は、遠出にはマイカーしか選択肢はない、と思い込んでいましたが、「実は、高速バスはとっても便利よ!」とママ友に聞き、冬休みを利用して高速バス旅行にチャレンジしてみました!
子連れといっても、三つ子を含めた4人という難易度の我が家。半信半疑でまずはリサーチ開始。まず気になったのは、バスに子ども(しかも4人も!)を連れて大丈夫? 迷惑かけちゃわない?ってことでした。
高速バスの運行会社・丹後海陸交通の藤原さんは「京都—宮津.峰山.間人(たいざ)間はもともと家族連れの帰省ニーズがあって運行している路線ですから、お子様連れの旅行にももちろんおススメです!」との心強いお言葉。さらに、「バスにはトイレもついています。お電話でご予約いただければ、座席の空き状況次第にはなりますが、家族で席が離れないように予約させていただきます!」とのこと。これなら安心です。
早速ホームページで時刻表を確認し、電話で予約してみました。「4人の子連れで…初めて利用します」とドキドキしながら伝えると、優しくテキパキと案内してくれます。隣に人が来ないシート、後ろに人がいなくてリクライニングしやすいシート、横並びで座るか、前後席で座るか等、要望に合わせて提案してくださり、空席を案内してもらえました。予約完了したら、予約番号をメモしてコンビニへ。マルチコピー機で手続きをし、コンビニレジで支払いをして完了。チケットを受け取り、あとは当日を待つだけ。(コンビニによって発券方法は異なります)だんだん、高速バス旅への期待でワクワクしてきました!
旅の始まりはここから!西山天王山駅改札横のエレベーターから高速道路へ
いざ当日。車で西山天王山駅のパーキングへ。
阪急京都線と京都縦貫道が交差する地点に位置し、西山天王山駅に直結している高速バス乗り場「高速長岡京」は、駅からエレベーターに乗るだけでそこはもうバス乗り場。この便利が人気の秘密ですが、実はマイカーでの乗り継ぎでも駅前に大きな駐車場が完備されているので便利なんです。
西山天王山駅改札横のエレベーターから高速道路へ。「わ~い!」と子どもたちが歓声をあげる絶景!この眺めに旅の気分がぐっと上がります。時刻通りにバスが到着し、ベビーカーなどの大きな荷物は乗車時にトランクへ入れてもらえ、身軽になって乗車しました。
車内は年始の帰省と観光客で満席!「車内で子どもが暴れてご迷惑をかけたらどうしよう」と一瞬怯むも、「ええいままよ!」と座席に滑り込みました。中央の通路を挟んだ4席横並びの席で、二人の子どもは私とお父さんの膝の上に。他の二人の子たちは窓側に座らせました。親の心配をよそに、子どもたちは、移動中もお父さんとお母さんと一緒の目線で景色を眺め、おしゃべりができる、そんなバス移動が新鮮だったようですごく楽しそう。
バス車内は飲食もOK。子ども達はおやつタイムでまずはご機嫌に。車内では無料Wi-fiも利用でき、もし小さな子が移動時間に飽きてしまっても、お気に入りの動画や子ども用アプリを見て過ごすことができそうです。北へ進むほど、車窓の外は雪景色になり、雪を見慣れていない我が家の子どもたちは大喜び!
少し飽きてきたかなぁというところで、バスは休憩場所の「道の駅 京丹波 味夢の里」へ。
この道の駅には授乳室とオムツ替えシートがあり、乳幼児のママも安心です。降車して15分ほどの休憩でリフレッシュし、再度出発。じっとしていることが苦手な小さな子どもには、この小休憩がとっても有難い!程なくバスは海の見える道を走りながら、天橋立駅前へ到着しました。
天橋立で楽しめるのは新鮮な海鮮料理と美人の湯
早速、停留所の目と鼻の先、「天橋立ホテル」へ。エントランスをくぐると、海と天橋立が目の前に!今回はこちらで入浴付きお食事プランを予約しました。
案内されたのは天橋立が眺められるお食事処「はしだて」。夫と私は和食会席を、子どもたちはお子様ランチを。初めてのフォークとナイフでいただくお子様ランチに子どもたちは大興奮!
和食会席も、旬の魚の造りやしゃぶしゃぶ、カニの釜飯という豪華さです。
続いては大浴場へ。天橋立温泉は肌がすべすべになるという美人湯としても有名で、4歳の娘も興味津々^^
天橋立神話をテーマにしたという大浴場「神々の遊湯」は入口からすでにステキな雰囲気が漂っています。天橋立を一望できる露天風呂でノーンビリしたら、体も芯からポカポカに。お腹も満たされて温まって、このままここで眠ってしまいたい…という誘惑が…。イエイエ、せっかくですから街歩きも楽しまないと!
日本三景「天橋立」は古くて新しい~最高のロケーションでいただく絶品スイーツ
お洒落なベーカリーや歴史のありそうな土産店、クラフトビールのお店に、ラーメン店…魅力的なお店が連なり、時がたつのも忘れてしまいそう。子どもたちは店先に展示された海産物や活きガニが気になる様子。
街歩きの途中、休憩のために入ったのは智恩寺入口の側にある「cafe du Pin 千歳 chitose」。
雰囲気のある入口から中を覗けば、窓一面に広がる天橋立運河のエメラルドグリーンに目を奪われます。メニューを見ると「オリジナル」や「自家製」の文字が踊り、テンションアップ。悩んだ末に私がオーダーしたのはcafeオリジナルの「フルーツマールティー」とご当地スイーツ「智恵どらソフトパフェ」。
「フルーツマールティー」は葡萄の皮と種を乾燥させた天橋立ワイナリーオリジナルの紅茶だそうで、フルーティーな香りと綺麗な赤紫色でとっても可愛い!
「智恵どらソフトパフェ」は天橋立名物の「智恵の餅」を抹茶ソフトクリームとどら焼きでドーンとサンドしてあるボリュームもたっぷりのスイーツ。それでも我が家の2歳と4歳のスイーツ女子たちはあっという間にペロリ。
カフェ店内には、優雅な雰囲気のテーブルが置かれ、天橋立ワインやスイーツのセットがゆったり楽しめる空間でした。今回は子連れ日帰り旅行だけれど、いつか夫との二人旅や大切な友人との女子会で、お泊まりの旅行で来てみたいなあ
カフェから窓の外を眺めていると、運河を走る某○ンダーバードのジェット機のようなモーターボートが気になった私たち。17時過ぎの帰りのバス時刻までまだ時間があったので、船着場へ向かってみました。一番短いコースが10分の遊覧コース。これならバスの時間にも間に合いそう!空はすでに夕暮れ。船は穏やかな海を進みます。
船屋、カモメの群れ、山の上の観覧車。くるくる変わる景色に興奮して大喜びしている末っ子をよそに、三女は心地よい揺れでうつらうつら。海上散歩を楽しんだら、お土産屋さんを覗きながらのんびりバス停へ戻りました。
もうすぐ乗車というのに、子どもたちは眠気と疲れのピークでバスが来る前に既にぐずっています。「帰りのバスは大泣きかなあ…」と夫と私はヒヤヒヤ。いざバスに乗り込むと、エンジン音と暖かい車内にホッとしたのか、子どもたちはすぐに夢の中へ。続いて夫も夢の中へ…。
マイカー旅行なら帰りも運転だけど、バス旅ならゆっくり眠って帰れるなんて! これが何よりも魅力です。クラフトビールやワインも、次回は楽しもう…なんて思いながら、私もまったり。
約2時間で高速長岡京(西山天王山駅)へ到着。エレベーターを降りればそこはすぐに阪急駅前です。バスから降りるときは半券を受け取るのを忘れずに。当日の高速バス半券提示で駅前パーキングの駐車料金が割引になります。「楽しかったね〜」「また行きたいね〜」と盛り上がっているうちにあっという間に自宅へ到着しました。
プロのドライバーに運転はお任せし、滞在中もエネルギッシュに子どもとたっぷり時間を過ごすことができた高速バス旅。日帰りとは思えない充実した旅行になりました。家族旅行はマイカー派のパパとママにも、実はメリットたくさんの高速バス旅行。このステーションからは、関東、北信越、東海、京丹後、中国方面へと日本中どこへでもプラっと行けてしまいます。ぜひ利用してみてくださいね。
information
丹後海陸交通株式会社
0772-42-0321
京都府与謝郡与謝野町字上山田641-1
午前8時45分~午後5時45分
天橋立ホテル
0772-22-4111
京都府宮津市文珠310
cafe du Pin 千歳 chitose
0772-22-1313
京都府宮津市文珠472
午前9時~午後6時
不定休
OTOKUNIレザミ NYG 小野汐里
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