当記事は、広報紙「長岡京ライフ４月号」に掲載されている「長岡京のきらり」との連動記事です。長岡京市のことが大好きな市民ライターが取材先をピックアップ！長岡京できらりと輝く、ステキなひと・もの・ことを紹介します♪

詳しくはこちらからチェック：https://www.city.nagaokakyo.lg.jp/0000014222.html

3年前に転入してきた山本悠貴さんは、未就学の二人のお子さんを育てながら、中学校教師として勤務しています。昨年12月からスタートした市主催のまちづくりを考える市民ワークショップ「まち活ＭＴＧ（ミーティング）」に参加したことがきっかけで、新たに市民活動を始めることを決意しました。

きっかけは長岡京市での子育てから

長岡京市の暮らしについて「市全体がちょうどいい広さで、静かでとても住みやすいです」と山本さんは話します。転入前から子育てしやすいという評判を耳にしていたそうですが、「広報がすごくわかりやすくて、子育て支援関係のイベントが多いなという印象でした」なかでも『はぐくみひろば』のページは、子育て支援施設の開放日やイベントが一目でわかり、育休取得中の奥さんが地域の知り合いを作るきっかけになったそうです。さらに、公共だけでない地域の子育て支援施設の存在や飲食店の配慮など、子育て世帯に優しい環境が整っていることを実感したといいます。「ゴミのないきれいな公園が使えるのも、日々清掃をしてくれる人がいるからで、地域を支えている人のありがたさを感じるようになりました」

昨秋に二人目のお子さんが生まれて育児をするなか、山本さんにある思いが芽生えます。「学校も大事だけれど、学校でできることには限りがある。子ども達の成長の基盤は家庭だし、家庭を支えるのは地域だと思うんです。自分が子どものためにできることを考えた時、教育者として学校で教えるのと、地域に貢献することでも何か子ども達に還元できたらいいなと思うようになりました」ちょうどそのタイミングで「まち活ＭＴＧ」が開催されることを知り、「これは行ってみようかな」とすぐに申し込みを決めたそうです。

一歩踏み出した先に描く「えほんカフェ」への思い

（上）まち活MTGの様子
（下）絵本を通じた多世代交流の場を目指します

まち活MTGでは、全５回のワークショップを通じて、「こんな活動ができたらいいな」という思いを共有したメンバーが集まり、実現に向けて動き出す４つのチームができました。山本さんは、子どもが読まなくなってしまったけれど捨てられない絵本に着目。「絵本を通して、世代を超えて、地域とつながり“孤”育てをなくしたい」をコンセプトに「えほんカフェ」を提案し、チームのリーダーになりました。

　「えほんカフェ」では、地域の人が寄付した絵本が無料で読めて、持ち帰ることもでき、子どもが安心して遊べるスペースと飲食もできる場づくりを目指します。「不安もありますが、『やりたいからやる！』の精神が大事で、まず自分から動かないといけないと思っています」と静かな口調から熱い思いがあふれます。

団体名は「まーぶるリング」７月７日にイベント開催が決定！

最後に「子育て世代や働く人々の積極的な参加こそが、地域の活性化につながるという気づきを得ました。私も先生である前に地域の人間だし、子どもの親です。行動に移す一歩が、小さいながらも重要なスタートになると思います。そして、その一歩を踏み出す人々が増えれば、長岡京市はより良いまちになると思い、将来的には実現できるよう、まずは親子でゆっくり遊べる場所づくりから、私も活動していきます」と笑顔で話してくれました。

『まーぶるリング』https://www.instagram.com/marblenasekai/?hl=ja

あなたも「まち活MTG」に参加してみませんか？詳細は市ホームページにお知らせがあります。https://www.city.nagaokakyo.lg.jp/0000013722.html

「まち活」の第一歩を後押しするサポセンがリニューアル！

「何か始めてみようかな」と思った方にまずオススメなのが、市民活動サポートセンター（サポセン）。椅子に座ってコーヒーを飲んだり、登録団体のチラシをゆっくり見たりすることができるようになりました。

サポセンは、JR長岡京駅直結のバンビオ１階にあります。長岡京市では、様々な団体が活動中です！ぜひ一度のぞいてみては♪詳細は公式HPをご確認ください。http://bambio.jp/nijit/

担当市民ライター　宇津亜季　「インタビューを受けて改めてがんばろうと思った！」という山本さんの言葉に、私もパワーをもらいました。」