2021年から始まった長岡京市役所の新庁舎建設は、現在2期庁舎工事が進められ、最終段階に入っています 。市民の皆さんの「一体どんなふうになるんだろう?」という期待が高まる中、新しい情報が届きました!
なんと、来年(2026年)12月に、長岡京市の歴史や文化財を見たり触ったりして楽しめる歴史ミュージアムが誕生する予定です 。当記事では、施設の注目ポイントや、プロジェクトにかける市職員の皆さんの熱い想いもお届け!
さらに、この新しい「まちの顔」にふさわしい愛称を、誕生に先駆けて全国から大募集します!!素敵なプレゼントも用意されるようなので、ぜひ参加してみてくださいね♪
新たな「まちの顔」となる歴史ミュージアムとは?
目指すのは「気軽に立ち寄れる場所」
市役所の2期庁舎に新設されるのは歴史ミュージアム(2階)、歴史資料整備室と収蔵庫(7階)です。市役所の中にこういった歴史ミュージアムが設けられるのは、全国的にも珍しいのだそうです。これらによって、博物館機能だけでなく、「ビジターセンター機能」も備えることで、まち全体を一つの屋根のない博物館に見立てる「まちなか博物館ネットワーク」の役割を担います。
歴史ミュージアムは、市役所に用事で来た人が、待ち時間などのちょっとした空き時間を利用して気軽に立ち寄れるような施設を目指しています。コンパクトな空間なので、歴史に馴染みがない人でも、長岡京市の長い歴史を手軽に知ることができます。
コンセプトは『過去と現在、未来をつなぐ「7つのものがたり」を発信する』
長岡京市の歴史を読み解く上で重要なのが市の歴史文化の特徴をまとめた「7つのものがたり」です 。518年の「弟国宮」と784年の「長岡京」という、2度にわたって都が置かれたこのまちには、信仰の地として親しまれる神社仏閣、交通の要衝としての利便性、特産品の竹とタケノコなど、7つの“長岡京らしさ”があります。これらを糸口に長岡京市の歴史文化の魅力を伝えます。
▶7つのものがたりの詳細はこちらをチェック
https://www.city.nagaokakyo.lg.jp/0000013098.html
完成が待ちきれないあなたへ!“ここがすごい”を先駆けチェック!
【常設展示】長岡京市の歴史をグッと身近に感じられる工夫が満載
歴史ミュージアムは、常設展示エリア2つと企画展示エリア1つの、大きく3つのエリアで構成されています。
歴史ミュージアムに足を踏み入れると、そこは市内から出土した考古資料を展示した常設展示エリア。
博物館でよく見かける、時代を順に追った展示ではなく、「食べる」「装う」など、私たちに身近なテーマ別で紹介されているので、これらをヒントに見ることができます。そのほかにも、長岡京市の歴史トピック映像や、観光に便利なテイクフリーの「めぐるカード」なども設置される予定です。
最新のデジタル技術を使った体験が楽しい
「7つのものがたり」をプロジェクションマッピングで紹介するほか、ヘッドセットをつけずに立体画像を見たり、自分の手で触るように角度を変えたり、拡大したりできるディスプレイも設置されます。正面からしか見られないことが多い文化財も、さまざまな角度で見てみれば新しい発見があるかも?!普段はめったに見ることができない重要文化財も入る予定。わくわくしますね。
本格的な博物館のような雰囲気が味わえる空間
長岡京市が誇る「本物」に出会い、現地に行きたくなるような企画展示を計画中です(年2回程度開催予定)。オープンに合わせて催される第1回特別展では、神社仏閣が所有する像内納入文書や仏像などの貴重な展示が見られるとのこと。初公開の資料も展示予定です。学芸員さんの個性やアイデアが光る企画展を乞うご期待!!
愛称を全国から募集!
さて、歴史資料展示室をよりよいものにするため、その一歩としてこの施設の愛称を全国から大募集!募集期間は2025年10月1日(水)~10月29日(水)。画像にあるQRコードを読み取って、市HPの応募フォームからご応募ください。また、電子メールやFAX、郵送、持参でも応募可能。
採用された愛称はミュージアムに掲示。また、採用された方には長岡京市にまつわる素敵な賞品をプレゼントいたします。さらに、ミュージアムオープン記念式典にもご招待!
結果発表は2026年1月を予定!誰もが足を運んでみたくなるステキな愛称をお待ちしています~。
▶詳しくはこちらをご確認ください
https://www.city.nagaokakyo.lg.jp/cmsform/enquete.php?id=672
※10月1日公開予定
プロジェクトへの想いを職員さんにインタビュー!
今回この施設をつくるにあたってキーパーソンとなるのが「長岡京市文化財保存活用課」の皆さんです。新たなプロジェクトに対する想いを伺いました。
「長く学芸員をしていても、新しい施設をつくる機会はそうそうありません。時間や予算が限られている中で、誰もが楽しめる展示室をつくるには楽しさと客観性、情報量と分かりやすさのバランスをとることなど大変なこともありますが、新しいものをつくることにやりがいを感じています。長岡京市の皆さんはもちろん、展示室を観覧した皆さんが何度でも訪れたくなるような展示を目指しています!」(プロジェクト総括・橋本さん)
「第1回特別展では、納入文書や造像銘といった仏像に関連するものが中心になる予定です 。仏像そのものの展示もできるよう尽力していますので、ぜひ『本物』が持つ迫力を体感してもらえたらと思います 。普段、神社やお寺に行かない人にとってハードルが高く感じるかもしれませんが、この特別展示で長岡京市の歴史や文化財を身近に感じてもらえたら嬉しいです」(第1回特別展担当・吉村さん)
「これまでは写真や文章でしかお伝えできなかった文化財も、いよいよ本物を見ていただけます。年代が古いもの、大型のもの、何メートルもあるような資料を、どのように展示室に置くか日々、頭を悩ませていますが、訪れる方にとって『行けば必ず何か新しい発見がある場所』にしたいです」(第1回特別展担当・職員さん)
完成まで1年以上ありますが、新庁舎の整備は着々と進んでいます。歴史ミュージアムのオープンを前に、皆さんが「行ってみたい!」と思うような素敵な愛称を、ぜひ2025年10月29日(水)までに応募してくださいね。
続報は、市の広報紙や市HP等で随時お知らせしていきますので、どうぞお楽しみに!
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