長岡京市の秋の一大イベント「長岡京ガラシャ祭2025」が、11月9日（日）に開催されました。あいにくの雨でメインイベントの行列巡行は中止となりましたが、４つの会場でグルメやイベントを楽しめる「楽市楽座」は予定通り実施され、市内外から訪れた多くの人でにぎわいました。

今年新たに設けられたJR長岡京駅東口の会場「つながる広場」には、地元の企業・団体による体験イベントを目当てに家族連れのお客さんが続々来場。子どもたちの笑顔と歓声に包まれた当日の様子をお届けします！

＼取材したのはこちらの企業／ 

・株式会社村田製作所 

・三菱ロジスネクスト株式会社 

・サントリー株式会社 

・京都ハンナリーズ 

驚きのワザを連発！「ムラタセイサク君」実演
【株式会社村田製作所】

株式会社村田製作所のイベント会場は、JR長岡京駅東口に面した本社ビル1階。ここでは、同社の技術や電子部品を使って作られた自転車型ロボット「ムラタセイサク君」の実演が行われました。 

社員さんに導かれてセイサク君が登場した途端、みんなの視線がカレに釘付け！止まっても倒れない驚異のバランス力で、なめらか〜に自転車を乗りこなし、平均台のカーブや坂道もスイスイ。ジャイロセンサを使った、止まっても倒れない「不倒停止」のしくみなど、セイサク君の凄ワザを支える技術の紹介もありました。 

4歳のお子さんと一緒に来場した中澤さん（長岡京市在住）は、「セイサク君を生で見るのは初めてで感動しました。子どもも興味津々で見ていましたよ」とコメント。また、5歳のお子さんを連れた畑さん（長岡京市在住）は、「こんなにすごい技術を持った会社が地元にあるなんて、なんだか誇らしいです」と喜んでいました。

会場ではこのほか、クリスマスオーナメント作り体験や、電子部品の展示コーナーなどが用意され、子どもから大人までたくさんの人が楽しんでいました。「地域の皆さんと交流でき、私たちも良い刺激をいただきました」と、運営に携わった社員さんたちの笑顔も光っていました。

物流界の力持ち！フォークリフト擬似体験 
【三菱ロジスネクスト株式会社】

 続いては、JR長岡京駅東口前に本社を構える総合物流機器メーカー・三菱ロジスネクスト株式会社のブースへ。ここでは、同社のメイン製品であるフォークリフトにスポットを当てた楽しい体験が待ち受けていました。

手のひらサイズのフォークリフトをラジコンで操作し、荷物の運搬や積み下ろし作業を擬似体験できる、乗り物好きの子どもにはたまらない企画です。今年10月に閉幕した大阪・関西万博のブース展示で使用したものを今回特別に公開してくれたそうですよ。

そんなラジコンフォークリフトに熱中していたのは、市の広報紙を見て来場した山田さん（長岡京市在住）の姉妹。２人とも初挑戦とは思えないほどスムーズに積み下ろし作業をやってのけ、そばで見ていたお母さんを驚かせていました。 

「ロジスネクストさんのことはよく知らなかったんですけど、物流現場を支えるモノづくりの会社なんですね。この体験のおかげで身近に感じることができました」と笑顔で話してくれました。 

雨足が弱まったタイミングで、実際に乗って動かすことができるミニフォークリフトも登場。やっぱり働くクルマってかっこいいし、乗ってみたくなりますよね〜♪　皆さん、ホンモノを手がける企業ならではのワクワク体験を楽しんでいました。

分別上手になろう！空き缶釣りゲーム 
【サントリー株式会社】 

「釣れたー！」「あぁ、惜しいっ！」。そんな歓声が飛び交っていたのは、長岡京市に生産拠点を持つ飲料メーカー・サントリー株式会社のブース。用意された釣竿を使って、ジュースの空き缶を釣り上げるゲームが催されていました。

実はこのゲーム、竿の先の磁石にくっつく缶（スチール缶）とくっつかない缶（アルミ缶）の違いを知り、長岡京市の空き缶分別のルールを体験的に学ぶことができるんです。遊び感覚で楽しく資源リサイクルの習慣が身につきそうですね。

5歳のお子さんと一緒に参加した飯塚さん（長岡京市在住）は、「地元の企業がこのようなイベントをしてくれるのは嬉しいですね。社員の方と直接お話しできて、より身近になった気がします」と感想を寄せてくれました。

サントリーのことをもっと知りたい！という方は、今年リニューアルした「サントリー〈天然水のビール工場〉京都」の工場見学にも足を運んでみてくださいね〜♪ 

▶過去に取材した記事はこちら 
https://sense-nagaokakyo.city.nagaokakyo.lg.jp/posts/56799637/

シュートを決めて気分爽快！フリースロー体験 
【京都ハンナリーズ】 

長岡京市もホームタウンになっているプロバスケットチーム・京都ハンナリーズのブースでは、ちびっこ向けのフリースロー体験を開催。もれなくホームゲーム観戦チケットがもらえる特典付きです♪ 

京都ハンナリーズの試合をよく見に行くという柴田さん（長岡京市在住）のお子さんたちは、いつもの観戦スタイルでフリースローに挑戦。「選手みたいに上手に決められなくて難しかったけど、楽しかった！」とご満悦でした。 

イベントを企画したホームタウン推進部の田中さんからは、「遊びを通してスポーツに親しんでもらう良い機会になりました。チケットを受け取った方は、ぜひ試合会場にも遊びに来てくださいね」というメッセージもいただきました。

今年は長岡京市スポーツセンターで小学生対象のバスケットスクールを開校したり、パートナー企業と連携して市内の全小学校にボールを寄贈したりと、地域スポーツの発展にも力を入れている京都ハンナリーズ。チームのさらなる活躍を願って、地域ぐるみで応援していきましょう！

こんなふうに地元の企業・団体がそれぞれユニークなイベントを繰り出し、長岡京ガラシャ祭2025を大いに盛り上げてくれました。来年は秋晴れの気持ちのいい天気のもと、華やかな行列やにぎやかな楽市楽座が開催されることを期待したいと思います。