話題のコーヒー店が一堂に会する「ジャパンコーヒーフェスティバル」。2017年の初回開催から全国各地で反響を呼び続けるこの人気イベントが、2025年12月、ついに長岡京市へ初上陸しました。12月6日(土)と7日(日)の2日間で訪れた来場者は約2,000人。コーヒーの香りが漂うあたたかな会場で、出店者や参加者に話を伺いながら、イベント当日の賑わいをお届けします。
「万博ノスタルジー」をテーマに!竹林が美しい旧旅館「竹生園」で特別なひと時を
コーヒーを通じた人と人との繋がりで地域の活性化を図るジャパンコーヒーフェスティバル。第86回を迎える今回のテーマは「万博ノスタルジー」です。
会場には、1970年の大阪万博を機に建てられた旧旅館「竹生園」が選ばれました。まさに大阪・関西万博が開催された2025年にふさわしいテーマ!
老舗料亭「錦水亭」が営んでいた旅館とあって、長岡天満宮に隣接する最高のロケーションです。会場に入ると目に飛び込んでくるのは美しい竹林。今でも錦水亭が管理をし、日頃から手入れを行っています。一面ガラス張りになっているため、会場の至るところから眺めることができますよ。
\建物についての特集記事はこちらから!/
https://sense-nagaokakyo.city.nagaokakyo.lg.jp/posts/56542894?categoryIds=865948
1階では、長岡京市に本社を構える高野竹工が「Shop & Gallery 竹生園」を営業。イベント当日もたくさんの商品が出迎えてくれました。
イベントに合わせて、新作のコーヒーアイテムをディスプレイ。
こだわりの道具で楽しむコーヒーは、素敵なお家時間を叶えてくれる
美しい所作で釜から湯を入れてくれたのは、「Shop & Gallery 竹生園」の井澤さん。コーヒーのひと休みにと、竹カップを使って白湯をサービスしています。「新しいお客さまに出会える良い機会。商品を実際に手に取って試していただければ」と、イベントの可能性に期待します。
一般社団法人「日本コーヒーフェスティバル実行委員会」代表の川久保彬雅(あきまさ)さん
続いて、イベントの主催者である川久保さんにもお話を伺いました!長岡京市について「 “静かで厳かなまち”というイメージを持っていましたが、市民の皆さんと触れ合っていくなかで内に秘めた熱量を感じるようになりました」と、イベントを通して印象が変化したとのこと。まちの情熱を感じ、より深い敬愛の念を抱いたと話します。
また、会場の竹生園について、半世紀以上前の建築に魅力を感じたという川久保さん。「場所の持つ力がコーヒーの味わいを深め、店主とお客さんの関係を奥行きのあるものに変えてくれました。子どもたちものびのびと過ごしてくれて、人間の感性を豊かにする場所だと実感しました」と、続けます。
開催を通じて、まちや会場の魅力をより感じることができた今回のイベント。川久保さんは「訪れる人の感性が磨かれていくフェスティバル」へ進化させていきたいという思いを胸に、これからも活動をパワーアップさせていくそうです!
個性豊かな18軒が勢ぞろい♪めくるめくコーヒーとの出合い
今回のイベントでは、京都府内外から計18軒のコーヒー店が出店。地元からは、長岡京市の「oinai coffee」や京都済生会病院内で営む「NAKANOTEI COFFEE 西山」、向日市の「京都焙煎珈琲106」、大山崎町の「SHIPPO COFFEE Yamazaki」が参加しました!
入り口で3枚つづりのチケットを購入し、各店のコーヒーを飲み比べながら楽しむスタイルです。特製パンフレットには全出店者の詳しい情報を掲載。焙煎度合いや豆の特徴を確認しながらお店選びができます。
チケット3枚のうち1枚は“運命のガチャ”!書かれている店名のコーヒーをいただくことができます。
何が当たるかは、カプセルを開けてからのお楽しみ♪
未知なるコーヒーとの運命の出合いが待っています。本記事では、たくさんのお店の中から編集部が数軒をピックアップしてご紹介!
ライトローストコーヒー専門店 紅緋(岐阜)
岐⾩県から参加した「ライトローストコーヒー専⾨店 紅緋(べにひ)」は、その名の通り極浅煎りのコーヒーが特徴。「豆を焦がさずコーヒー本来の美味しさを引き出す事で、それぞれのコーヒーの味の違いだけではなく質の違いもお楽しみいただけます」と、店主の⻑崎さん。「いつもと違ったコーヒーとの出合いを楽しんでいただければ」と笑顔を⾒せます。
長年使用されていなかった客室もイベント会場に。竹林を背景に淹れるコーヒーは、レトロな旅館の雰囲気と相まって特別感が増す
写真は「ペルー・エルロメリオ農園ゲイシャ」。ゲイシャ特有のコーヒーとは思えない透明感と、チェリーのような甘やかな酸味が特徴
喫茶トランク(大阪)
続いて可愛いディスプレイが目をひく「喫茶トランク」へ。大阪からやってきたこちらのコーヒー店は、ちょっとユニーク。店主の寺内希三夫(きみお)さんが考えた物語をコーヒーに反映しています。
今回のテーマはもちろん万博。物語ができる度に、可愛い消しゴムハンコを手作りしています。
「もともとレトロなものが好きで、この場所でコーヒーを淹れてみたいという思いから参加を決めました。初めて長岡京市に来ましたが、穏やかな雰囲気が気に入りましたね」と、ご自身も楽しんでいる様子。
出店コーヒーの「未来を紡ぐとき」は、後味がスッキリとした極深煎り。大阪で行われた2つの万博をイメージしたブレンドがノスタルジックな味わい
コーヒーのお供にぴったりな自家製パンや焼き菓子もおすすめ
NAKANOTEI COFFEE 西山(京都・長岡京市)
フィナンシェやガトーショコラなど、「NAKANOTEI COFFEE」自家製の洋菓子は種類豊富
西山エリアに3店舗を構える「NAKANOTEI COFFEE」は、雑味の元となる欠損豆を手作業で丁寧に取り除いています。豆の特性を活かした自家焙煎は、コクのあるやさしい口当たり。
「NAKANOTEI COFFEE 西山」の清水美香さん(左)と森田美紀子さん(右)。「人前でコーヒーを淹れるのはちょっと新鮮。お客さまとの会話が楽しいです」とにっこり
京都焙煎珈琲106(京都・向日市)
「京都焙煎珈琲106」の北川真之介さん(左)、北川麻名さん(右)。「向日市にある店舗には、光明寺(長岡京市)帰りにお見えになる方も。私も秋の光明寺が好きです」と麻名さん
「京都焙煎珈琲106」は、120種類以上の生豆を取りそろえる自家焙煎専門店。お店では世界各国の豆を好みの焙煎度合いにできるため、組み合わせは無限大!
向日市産の竹を使った竹炭パウダー入りの「竹炭珈琲」。炭の旨味と甘味がコーヒーに馴染んで飲みやすい
ほっこりムードの会場から、参加者突撃インタビュー!
すっかりコーヒーの香りに包まれた会場は、ゆったり寛ぐ人たちの姿でいっぱい。イベントに参加されている方たちにも少しお話を聞いてみました!
こちらは、結婚を機に3年前から長岡京市で暮らすご夫婦。いつもセンス長岡京のインスタグラムをお店選びの参考にされているとのこと♪
「今回のイベントは複数のお店を飲み比べできるのが醍醐味。いつもとは違うコーヒーが知れて嬉しいです」と旦那さま。「はじめて見たのですが、高野竹工さんの竹カップが素敵でした」と奥さま。お2人とも思いがけない出合いを楽しんでいました。
続いて話を伺ったのは、大阪府からお越しの友人2人組。知人に勧められて、コーヒーイベントに初参加です。会場で美しい竹林を眺めて「京都に来た!」という実感が湧いたとのこと。
「プロの方々がコーヒーを淹れる工程を間近に見られるのが面白いですね」、「いつもはインスタントで簡単に済ませてしまうので、ここでは特別感のあるコーヒーと優雅なひと時が過ごせました」と口々に語ってくれました。
当時の賑わいを取り戻した「竹生園」に思いを寄せて
錦水亭の女将 池田みどりさん(左)、5代目 池田久史(ひさし)さん(右)
会場を提供した錦水亭5代目の池田久史さんは、今回のイベントに特別な思いを寄せています。
長年使われていなかった旅館・竹生園。約5年前に高野竹工がロビーにショップをオープンして以降、少しずつイベント会場として活用されてきました。これまでは大広間のみでしたが、今回は初めて客室も開放し、竹生園全体が会場に。
2階の100畳の大広間も会場に
「荷物や備品の整理にはじまり、窓を拭き上げ、切れた電球に明かりを灯す。一つひとつ準備を進めていくにつれて、竹生園が旅館として稼働をしていた当時のように命が吹き込まれていくようでした」と、感慨深さもひとしおです。
どの客室からも竹林を眺められる贅沢な造り。10室の客室には、孟宗(もうそう)や蓬莱(ほうらい)など、それぞれ竹の名前が付けられている
「あたたかくノスタルジーな空気に包まれた竹生園は、これまで以上に多くの人たちで賑わい、皆さまゆったりと過ごす姿が印象的でした」と、イベントを振り返ります。
「今後も地域の笑顔が集まる場所として、末長く愛されてほしい」——池田さんのそんな思いが込められた竹生園で、コーヒーを通じた特別な時間が流れていました。
Information
錦水亭/075-951-5151/長岡京市天神2丁目15-15/11時30分〜21時(最終入店:昼14時30分、夜19時)/水曜休 ※たけのこ時期(3月下旬〜5月初旬)は無休 ※14時30分以降の席は前日18時までに要予約/阪急「長岡天神」駅から徒歩約10分/HP/Instagram @kinsuitei
高野竹工 Shop & Gallery 竹生園/075-925-5673(営業日のみ)/長岡京市天神2丁目15-15 錦水亭竹生園内/10時~17時 ※11月〜2月は16時30分まで/火〜木曜休(祝日営業)/阪急「長岡天神」駅から徒歩約10分/Pあり/HP/Instagram @takanochikko @chikubuen
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