長岡京市の子育て支援センター|遊べる、話せる、相談できる、親子の居場所。

子育て支援センターって、聞いたことはあるけれど、どんなところかよくわからない——そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。支援センターは、保育所・保育園や幼稚園に入る前の親子が、無料で気軽に過ごせる地域の居場所です。

「子どもを遊ばせに行くところ」というイメージをお持ちかもしれませんが、実は、保護者自身のための場所でもあるんですよ。保育士が常駐していて、育児の悩みをその場で気軽に相談できます。

支援センターのことをもっとよく知りたくて、長岡京市健康福祉部子育て支援課の松浦さんと、市内4つの支援センターの職員さんたちにお話をききました。

相談がなくても大丈夫。ちょっと外に出て、誰かと話したい——そんな気軽な気持ちで行ける場所です。まずは、のぞいてみませんか?


子育て支援センターってどんなところ?

さくらんぼ「0歳児体幹教室ベビママ」

保育園や幼稚園に入園する前の親子が、自由に過ごせる場所です。対象は妊婦さんから就園前のお子さんまで。子どもを「預ける」場所ではなく、親子で一緒にいる場所なので、ゆったりとした時間が流れています。

通常利用は無料で、基本的に予約不要。「今日は外に出たいな」と思ったときに、ふらっと立ち寄れます。

室内施設なので雨の日も暑い日も関係なし。使用したおもちゃはすべて回収・消毒されているので、衛生面にも配慮されています。歌あそびやよみきかせ、季節の制作活動など、プログラムも充実しています。

ここまでは4つの支援センターに共通していること。それぞれの個性や使い方は、のちほどご紹介します。


児童館などの遊び場と子育て支援センター、何が違うの?

バンビオ、きりしま苑、児童館、公民館——長岡京市には親子で遊べる場所がたくさんあります。どこも気軽に使えてありがたい存在ですが、支援センターだけが少し違います。

そこには必ず、保育士などの職員がいます。遊んでいる合間に話しかけてもらえる。ちょっと気になることを相談できる。「場所」ではなく「人」に会いに行く場所、と言ってもいいかもしれません。実は今、そういう「人のいる場所」を求めて来られる方が増えているんだそうです。

バンビオやきりしま苑、児童館など市内各所に出向く「出張相談」も4つの支援センター共通で行っています。支援センターの外でも職員の方と話せる機会があるのは、うれしいですよね。


保護者の「ちょっと聞いてほしい」に、応える場所

各支援センターでは「地域子育て支援センターだより」を毎月発行し、活動情報をお知らせしています。8月号はこちらからご覧いただけます▼

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子育てって、正解がないんですよね。離乳食はどうすればいい?なかなかハイハイしないけど大丈夫?幼稚園と保育園、どっちがいいの?——毎日が悩みの連続で、気づいたら頭がいっぱいになっていることも。

そんなとき、ちょっと話せる場所があるだけで、気持ちがふっと楽になることがあります。支援センターの職員はいつも近くにいてくれるので、気になることをさりげなく相談できます。

子どもの発達が心配なときはこども家庭センターへ、就園のことなら保育コンシェルジュへ——支援センターの職員が適切な相談先を教えてくれます。自分のペースで動けばいい。そういう、やさしく背中を押してくれる場所です。

入園が決まると「今日は最後の利用になります」などと挨拶して卒業していく——支援センターの中で自然と仲良くなった仲間と、そんなお別れができる温かいコミュニティが、ここにはあります。



4つの子育て支援センター、自分に合った使い方を見つけて

ここからは、4つの支援センターをひとつずつご紹介。各施設の職員さんに、ご自身の言葉で語っていただきました。

長岡京市では、どこに住んでいても行きやすいように、各中学校区に1つずつ設置しています。どの施設を利用してもOK。迷ったら、まずはご自身の校区からのぞいてみるのもおすすめです。「ここなら行けそう」と思える場所をぜひ見つけてください。

エンゼル(開田保育所内)

エンゼルは開田保育所の中にある、京都府で最初に開設された支援センターです。室内スペースが広く、おもちゃの種類も豊富なので、のびのびと遊べますよ。手あそびや歌、絵本など、親子のふれあいを大切にした活動を毎日行っています。

プログラムは、子育て講座、公園あそび、園庭開放、手づくり製作、布あそび、風船あそび、クリスマスや七夕などの季節イベントと盛りだくさん。なかでも利用者さんに喜ばれているのは、リトミックや歯のおはなしなど、プロの講師を招いた子育て講座です。
生後8か月までの赤ちゃんが対象の「赤ちゃんとあそぼう」は、支援センターデビューに喜ばれています。

「ひとりじゃない」と感じてもらえるように

このセンターで大切にしているのは、保護者の方が「ひとりじゃない」と感じられるように支えること。「こうした方がいいですよ」よりも、「そうだったんですね、大変でしたね」と、まず気持ちを受けとめるような声かけを心がけています。
自分から話しかけるのが苦手な方には、職員がさりげなく他の利用者さんとの橋渡しをすることも。

ここで生まれた出会い、たくさんあります

子育てで悩んでいた方が、「ここで同じ悩みを持つ方に出会えて安心できた」とおっしゃっていたことがあります。お家ではぐずって困っていたお子さんが、エンゼルに来ると機嫌が良くなって、親子ともに気分転換ができて助かっているという方も。
エンゼルに来て初めて、同じマンションに住んでいる方と知り合って友達になった方や、転居してきて同じ月齢の子の家族と出会い、いまでは家族ぐるみの交流に発展した方もいらっしゃいますよ。

初めての場所は誰でも緊張するものです。お子さんが遊ばなくても、泣いてしまっても大丈夫。お話をするだけでも、見学だけでも構いません。ほっとひといきつける場所として気軽に遊びにきてくださいね。


たんぽぽ(深田保育所内)

たんぽぽは深田保育所の中にあり、アットホームな雰囲気が自慢のセンターです。仲良しグループでの利用はほとんどなく、みんな個々で来られているので、疎外感を感じにくいのが特徴。初めての方でも利用しやすい場所だと思います。

1人にさせないよう、みんなで一緒に話ができるように仲立ちをすることも。緊張を和らげられるよう、やわらかく親しみやすい声かけを心がけています。

プログラムは、毎月の身体測定の日、赤ちゃんの日、誕生会、児童館への出張あそびなど。気候のいい時期には公園あそびも行っています。なかでも、生後2〜5か月の赤ちゃんが集まる「赤ちゃんの日」は、同じ月齢の子を持つ親御さん同士で話が弾むと好評です。

保護者の「息抜きになる」が一番

私たちが一番大切にしているのは、お子さんが楽しめることはもちろん、保護者の方自身が「楽しい」「安心する」「息抜きになる」と思ってもらえること。
離乳食や食事マナー、睡眠、ことば、イヤイヤ期など、日々の小さな「どうしよう」も、その場でお聞きしています。

まずは1回、来てみてください

「お家で1人でもんもんとしている中、支援センターに来て、先生が色々な人とつなげてくれたことで心が軽くなりました」と言ってくださった利用者さんがいました。
何度か通ううちに顔見知りになった方同士が、支援センターの外でも出会って仲良くなっていく——そんな話もよくあるんですよ。それぞれ個別で来られているので大丈夫。まずは1回来てみてください。


広々とした畳の床(写真左)に、見上げると楽しいカラフルな天井(写真右)

さんさんの会(海印寺こども園別館2階)

さんさんの会は、木のぬくもりと陽の光が差し込む、明るく開放的な部屋が自慢。落ち着いた環境で、比較的ゆとりのある空間が広がっています。

海印寺こども園に併設されているので、園庭開放や園行事への参加、給食試食会や離乳食教室など、こども園ならではの体験ができるのも魅力。園児たちの日々の様子を通して、子どもの発達を実際に感じていただけます。

プログラムは、園庭開放、身体計測、赤ちゃんの日、えいごの歌あそびや、わらべ歌あそびなどの親子ふれあいあそび、季節の制作あそび、ミニカフェ、運動あそび、焼き芋パーティー、人形劇観覧などバラエティ豊か。利用者さんは自分に合った様々なプログラムを楽しむことができます。

心地良い場所であり続けるために

来られた方には、笑顔と丁寧な挨拶を心がけています。安心して過ごしてもらえるよう、気持ちに寄り添いながらお話を丁寧に伺うこと。全体を見渡しながら、利用者の方同士の温かな交流を大切にすること。そして、安全で安心して過ごせる場所であり続けること。そんな思いで日々みなさんをお迎えしています。

卒業のとき、手紙をくださる方がいます

「長岡京市に引っ越してきて、知り合いもおらず子育ても初めてで不安ばかりだった。そんなときにセンターを利用するようになって、子育てをすることに勇気をもらえた」——センターを卒業するときに、そんな手紙をくださる保護者の方がいます。そんなふうに感じてもらえていたんだ、よかったと、心底思います。

初めてや久し振りの場所に行くのは緊張しますね。でも大丈夫!相談があってもなくても、いいんです。センターが子育て中のパパママの居場所の一つになってくれたらいいなぁといつも思っています。お会いできるのを楽しみにしています!


2階には大きな遊具が充実

さくらんぼ

さくらんぼは令和8(2026)年3月、JR長岡京駅の東側・東和苑に移転。これまで東側エリアには支援センターなど親子で遊べる場所がなかったので、子育て支援の空白地域を埋めていきたいと思っています。

管理栄養士も、助産師も。専門家に会える

さくらんぼの特徴は、職員の専門性です。保育士のほか、管理栄養士や多胎児育児の経験者が揃っています。

乳幼児期に大切にしたい「食べる力」を管理栄養士がサポートする「離乳食教室カフェ」では、離乳食の作り方・食べさせ方・進め方から、基本のお出汁の取り方まで学べます。

月1回の「助産師day」では、助産院や病院で活躍中の助産師に相談が可能。月2回の「多胎児ひろば」は、多胎児育児を経験した職員が対応し、オープンチャットでいつでも不安や情報を交換できる仕組みもあります。

ほかにも、あかちゃん広場、きょうだい広場、プレママ広場、パパ広場、体幹教室、誕生会など、プログラムはたくさん。3か月に1回、乳幼児とママのための情報誌「ママパスポートおとくに」も発行しています。

1階にも2階にも大きな遊具があり、遊びながら体幹を鍛え、バランスの良い発達を促せるのもポイントです。

今年度の新たな取り組みは「子どもの事故防止」

今年度、特に力を入れているのが、子どもの事故防止です。乳幼児の事故は、実は家庭内が一番多いんです。
さくらんぼでは、NPO法人Safe Kids Japanの「Safe Kidsマイスター」認証を職員全員が取得。おもちゃの選び方や窓からの転落防止対策など、事故防止の知識やアドバイスをお伝えしています。

ライフジャケットやチャイルドシートの無料貸し出しも行っていますので、帰省や旅行の際にもぜひ活用してくださいね。将来的には支援センターを、子どもの事故防止のモデルルームにしていきたいと考えています。

気楽に、ふらっと、リフレッシュを

「悩みを打ち明けたら、同じことで悩んでいる方が他にもいて、自分だけじゃないんだと安心した」「家にいるだけでは煮詰まってしまっていたけど、勇気を出して来てみたらリフレッシュになった」「家より広々とハイハイしたり歩き回れるのが嬉しい」——利用者さんからは、そんな声をいただいています。

悩みというほどのことではなくても、ちょっとした疑問や不安を、気楽にお話に来てくださいね。楽しい遊具やおもちゃ、絵本もたくさんありますよ。



妊婦さんもウェルカム

支援センターは、出産前から利用できる場所です。保健師・助産師さんから案内が行われるタイミングは、親子健康手帳の交付時・新生児訪問・4か月健診・パパの教室など。妊娠中から、センターとつながるきっかけが用意されています。「どんなところか、ちょっと見てみたい」という見学だけの利用もOKです!

※妊婦さんの利用ができるのは、たんぽぽ・さんさんの会・さくらんぼの3センターです。


最近、パパの姿が増えています

最近、平日に赤ちゃんと一緒に来るパパも珍しくなくなりました。さくらんぼには「パパ広場」があり、エンゼルは年度の初回を「ファミリーどうぞの日」として、パパも来やすい雰囲気づくりをしています。もちろん、特別なイベントの日でなくても大丈夫。どの支援センターも、パパの利用を歓迎しています。

ふらっと来て、話して、笑って帰る。そんな場所が、あなたの近くにあります。まずは一度、のぞいてみてください。


Information

子育て支援センター エンゼル
075-953-7711
長岡京市神足3丁目2-20(開田保育所内)
相談日時:月~金曜日  9:00~16:00
開所日時:月〜金曜日 10:00〜11:30/13:00〜14:30(午後は火・水・木曜日)
※駐車場はありません

子育て支援センター たんぽぽ
075-955-6262
長岡京市野添2丁目3-3(深田保育所内)
相談日時:月~金曜日  9:00~16:00
開所日時:月〜金曜日 10:00〜11:30/13:00〜14:30(午後は月・水(第2・4)・金曜日)
※保健センターの駐車場が利用できます。ただし、保健センターのイベント日には利用できないこともあります。利用される際には、たんぽぽまでお知らせください。

子育て支援センター さんさんの会
075-954-5264
長岡京市奥海印寺坂ノ尻2-5(海印寺こども園別館2階)
相談日時:月~金曜日 10:00~15:00
※11:45~13:30は個別相談時間(予約制)
開所日時:月〜金曜日 10:00~11:45/13:30~15:00/土曜日 9:30〜14:30(前日までの予約制)
※駐車場はありません

子育て支援センター さくらんぼ
075-952-6388
長岡京市東和苑8-16
開所・相談日時:月〜土曜日 9:30〜14:30
※駐車場はありません

お問い合わせ
長岡京市健康福祉部子育て支援課(075-955-9518)
https://www.city.nagaokakyo.lg.jp/0000001830.html

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