長岡京市役所旧庁舎がアトリエに!?「8万人と、つなぐ芸術祭」アーティスト紹介

2月18日からスタートする「8万人と、つなぐ芸術祭」。市制50周年アートプロジェクトとして、旧庁舎がアトリエに変身します。

長岡京市ゆかりのアーティストによる、独創的な展示やワークショップなど、イベントが盛りだくさん。「東京2020オリンピック」の開会式で衣装を担当したデザイナーや、TVで話題の職人など、第一線で活躍する方々が大終結!今回参加するアーティストを一挙にご紹介します!


樹脂や大理石を使った作品を創作するmaticさん&東京2020オリンピック開会式の衣装などを手がけたROKKANさん

Atelier matic & ROKKAN DESIGN

【展示】アップサイクル空間デザイン/2月18日〜26日/9:00〜17:00


「Atelier matic」の外山さんは、アクリルなどの樹脂や大理石を使った作品を創作するアーティストです。

オブジェなどのアート作品は個展や展示販売も行っていて、セレクトショップ「CITYSHOP」の京都と大阪の店舗に作品が飾られています!

また、「matic」として、空間デザインをベースに、店舗設計やイベントの会場構成、ディスプレイデザインのお仕事もされています。東京ミッドタウンのクリスマスディスプレイや、ルミネゼロ(東京)で毎年行われている、「えんなり和菓市」の会場構成も手がけているんです!

Atelier maticさんとコラボする「ROKKAN DESIGN」のROKKANさんは、長岡京市出身。ファッションやアーティスト、企業のブランディングを中心に活動しているクリエイティブ・ディレクター兼アートディレクターです。

東京2020オリンピック開会式で、真矢みきさん登場シーンの半纏デザインや、広瀬すずさん、広瀬アリスさんの写真集カレンダーのディレクションを手がけています。

その他、VOGUEやFIGAROなどの有名ファッション誌の撮影用セットデザインやディレクションを行うなど、有名企業とのお仕事をたくさんされている方です!

そんなAtelier matic×ROKKAN DESIGNで実現する「アップサイクル空間デザイン」では、旧庁舎で使われていた家具や小物をリメイク。「アップサイクル」とは、本来捨てられるはずの廃棄物にデザインやアイデアをプラスして、アップグレードさせることです。

今回の展示では、泥団子で知られる京都ぬりかべ屋『三谷左官店』や高野竹工など、地元企業とも協力しながら作品を作り上げています。

パンフレットの棚がソファに変身したり、灰皿や案内板、鍵などの小物が、テラゾ(人造石)に埋め込まれてテーブルの天板やアート作品に生まれ変わったり。

新庁舎工事の際に掘り起こされた土を使った作品もあります!

日本人が大切にしてきた「もったいない精神」を見直し、廃棄物に思われるものでも、少し目線を変えることで新たな価値が見出だせる、そんな作品たちを展示します。

Instagram
ROKKAN DESIGN
@rokkan_design
Atelier matic
@atelier_matic


TV番組にも多数出演!バイタリティーあふれる京都で話題の左官職人

京都ぬりかべ屋『三谷左官店』

【体験】100年光る泥団子づくり/2月19日、23日/10:30〜、14:00〜
※要事前申込み

写真:京都府魅力発信メディア『KYOTOSIDE』より https://www.kyotoside.jp/entry/20210731

長岡京市出身の左官職人、三谷涼さん。京都ぬりかべ屋『三谷左官店』として同市内で左官業を営む傍ら、泥団子のワークショップを不定期で開いています。日本が誇る伝統技術・左官について広く知ってもらうため、ワークショップのほか、ライブパフォーマンスなどのイベントも実施。数々のTV番組にも取材されています。

ワークショップでは、泥団子として整形されたものに色をつけて、磨く工程を体験します。土を塗る、壁を作るという左官の技術を使うことで、カラフルに光る美しい泥団子を作ることができます。

アクリル絵の具などの化学物質は一切使わず、自然素材のみで作っているので、お子さんも安心して体験できますよ〜!

長岡京市でも特に人気のワークショップ、ぜひこの機会に申し込んでみませんか。


▶体験の申込みはこちらから(2月10日17:00申込み〆切)

▶過去の取材記事はコチラから👇
https://sense-nagaokakyo.city.nagaokakyo.lg.jp/posts/19751590/

Instagram
@mitani.sakanten


となりの人間国宝さんにも認定された、製作歴25年超えのドールハウス作家

atelier CLOSET 木和瞳

【展示】50周年記念 ミニチュア展/2月18日〜26日/9:00〜17:00

製作歴25年を超える、ドールハウス作家の木和瞳さん。「物語のある空間づくり」にこだわって、制作をしています。もともとは自宅のクローゼットを改装した小さな作業場で創作活動をしていたことが「atelier CLOSET」の名前の由来です。

個展の開催や展示会への出展、体験教室などを通じてドールハウスの魅力を伝え続けています。

関西TV『よ〜いドン!』で、となりの人間国宝さんにも認定されていますよ。

今回の展示では、これまで作ってきたドールハウスのほか、市役所内のとある一角をミニチュア化した作品が登場します。
期間中、作業スペースにて実演も披露!作品の仕上げ作業も行うので、タイミングが良ければ、完成の瞬間に立ち会えるかもしれません。細かい部分もすべて手作りされた、精巧なミニチュアの世界をぜひ堪能してください♡


▶過去の取材記事はコチラから👇

https://sense-nagaokakyo.city.nagaokakyo.lg.jp/posts/22236515/

Instagram
@atelier_closet719


幼稚園の園歌を作曲!250名以上のレッスン実績がある地元出身のギタリスト

トミオカギターアカデミー

【体験】楽器で遊ぼう!はじめました/2月25日/10:30〜、13:00〜、15:00〜

トミオカギターアカデミーの富岡洋さんは、東京や京都で活動する、長岡京市出身のギタリストです。バンドやデュオ、ソロ演奏など様々なスタイルでライブ活動を行うほか、作曲活動も。自身が卒園した長岡カトリック幼稚園の園歌を作曲しました。

ライブ活動の傍ら、トミオカギターアカデミー(長岡京市内)にてギター&ウクレレレッスンを行っており、現在まで250名以上の方を指導されています。

京都ぬりかべ屋『三谷左官店』の三谷さんと一緒に、「左官×音楽=左音プロジェクト」としての活動もしていて、TV出演も多数しています!

当日のワークショップでは、ギター(アコースティック・クラシック・エレキ)とウクレレが10本以上並び、自由に触ったり演奏したりできます。簡単な楽譜も用意されていますよ♪

「ギターって難しそう…」と身構えがちですが、そう思えばこそ、音が出た時の喜びもひとしおです!「気さくな先生」とスクールでも評判の富岡さんやベテランの生徒さんたちが、優しく教えてくます。
当日は自由参加なので、興味のある人はぜひ覗いてみてくださいね。


トミオカギターアカデミーHP
https://www.tomioka-gla.com/

Instagram
@yo_tomioka


なかの邸を運営する「暮らしランプ」所属の作家たちによる、個性が光る作品たち

谷口雅季&一般社団法人 暮らしランプ

【展示】ウォールアート/2月18日〜26日/9:00〜17:00

京都府下で複数の福祉事業所を展開する「暮らしランプ」。その事業所内のアトリエで活動する谷口雅季さんは、視覚が閉ざされたアーティストです。

香りがついた絵の具で色を使い分け、指先にのせてペイントを行っています。その繊細な指先で感じられた色の重なりは、見る人の心を揺さぶります。

「暮らしランプ」が運営するアトリエ、「atelier uuu(アトリエウー)」と「こきゅう+(コキュウプラス)」では、他にもたくさんのメンバーが作家として創作活動を行っています。障がいの有無ではなく、そこで働くスタッフも含めて、人としての個性を大切にしています。

今回展示されるのは、谷口さんが描いた原画と、「暮らしランプ」運営のアトリエで活動しているメンバーによる立方体のパネル作品。旧庁舎の壁2面を使ってペイントしたウォールアートも圧巻です。

谷口さんの原画は展示後に取り外され、新たな立方体アートに変身します。新庁舎に展示される予定なので、こちらもぜひ!


暮らしランプHP
https://kurashi-lamp.or.jp/

Instagram
@kurashilamp


心の中にある情景を鮮やかに描きあげるアーティスト・RIKUさんによる即興アート

RIKU(一般社団法人 暮らしランプ)

【イベント】ライブペインティング/2月19日、23日/14:00〜

「暮らしランプ」が運営するアトリエ、「こきゅう+」で活動しているRIKUさん。油絵やクレパス、ボールペン画など、様々な画材を用いた制作を手がけています。

題材は、自身の心の中だそう。日々の暮らしの中で、その時々に心に浮かぶ情景を、感性豊かに描きあげます。

今回行う即興のライブペインティングは、旧庁舎の議場裏手に位置する展示スペースのガラス面2ヶ所を使って行います。

2日間で1ヶ所ずつ描いていくのか、両方の場所を使って半分ずつ仕上げていくのかは未定。その時のRIKUさんの心の動きで変わってきます。

その時、その場所でしか味わえないライブペイントをぜひ体感してみてください!


味わい深い消しゴムはんこの魅力を発信し続ける、協会認定資格を持つインストラクター

久保田奈生子

【体験】消しゴムはんこアート&タイムカプセル郵便/2月18日/10:30〜、13:00〜、15:00〜
※要事前申し込み。タイムカプセル郵便は当日参加可(定員に達し次第終了)

消しゴムはんこ分野で日本最大級の協会、JESCA日本イレイサースタンプ協会のインストラクター認定資格を持つ久保田奈生子さん。

長岡京市内の小学校で行われている「すくすく教室(放課後子ども教室)」をはじめ、様々なイベントなどで講師を務めています。また、オーダー制で似顔絵はんこの受注制作も行っています。

ワークショップでは、久保田さんのお手本を見学した後、初心者でも簡単にできる消しゴムはんこを制作。完成したはんこを使って、期間中行われている「タイムカプセル郵便」の手紙を書きます。

世界に1つしかない、オリジナルデザインのレターセットを使って、未来の自分や大切な人に向けて残したメッセージは、3年後に指定の宛先に届きます。

ワークショップの所要時間は約90分。小学生以上から参加可能です!(小学4年生以下は保護者同伴)

▶体験の申込みはこちらから(2月10日17:00申込み〆切)

Instagram
@maru0.711


年間300件以上の記念撮影を行うプロカメラマンによる、結婚&金婚フォト

岩崎寿(おみや写真館)

【イベント】結婚・金婚の記念フォト/2月19日/時間未定
※受付は終了しています

長岡天満宮などで数多くの記念撮影を行っている「おみや写真館」の岩崎寿さん。ウェディングやファッション、商業撮影などを年間300件以上行っているプロカメラマンです。

ロケーションごとに構図を考え、思い出のワンシーンを美しい写真に残します。

今回のイベントでは2組の結婚式と、4組の金婚式の記念フォトを撮影。撮影の申込み受付は終了していますが、当日の撮影の様子は見学自由です!

新婚&ベテランカップルの記念日をみんなでお祝いしましょう♪

Instagram

@hyl.a_

@omiyaphoto_kyoto


2月26日の最終日には、旧庁舎で京都まるごと芸術祭のステージも同時開催。

村上ショージさんや南海キャンディーズしずちゃんによるスペシャルトークショーや、華道男子グループIKENOBOYSによる生け花パフォーマンス、よしもとタレントの作品展示もありますよ〜!

いよいよ役目を終える旧庁舎に「ありがとう」の想いを伝えに、ぜひ訪れてみてくださいね。


◆information

8万人と、つなぐ芸術祭

期間/2023年2月18日(土)〜26日(日)
時間/9:00〜17:00(展示入れ替えのため25日のみ一部15:00まで)
※「楽器で遊ぼう!はじめました」、「タイムカプセル郵便」、「壁へのお絵描き体験」などは17:00まで楽しめます。

会場/長岡京市役所 旧庁舎
料金/入場無料
主催/長岡京市
お問い合わせ/長岡京市 広報発信課 075-955-9660

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