国内外から多くの人が訪れ、混雑が予想される秋の京都。「今年こそは、人混みを避けてゆっくりと紅葉を楽しみたい…」と思っている方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたに朗報!風情ある古刹からライトアップが美しい名所まで、ゆっくりと紅葉を満喫できるスポットをご紹介します。
ぜひ、ゆったりとした時が流れる長岡京で、特別な秋のひと時をお過ごしください♪
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●長岡天満宮
●光明寺
●柳谷観音 楊谷寺
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●京都西山・長岡天満宮花灯路
●乙訓寺重要文化財 秋の特別公開
●京都西山竹あかり〜幻想夜2024〜
昼と夜で姿を変える!紅葉のために造られた庭園「錦景苑」
長岡天満宮/見頃11月中旬〜12月上旬
学問の神様・菅原道真公を祀る「長岡天満宮」。2月下旬頃は梅、3月下旬頃は桜、4月中旬から下旬頃はキリシマツツジが咲き誇り、約2万坪にも及ぶ境内は四季折々の草花で賑わいます。木々が色づく秋もぜひ訪れたい季節です。
特に紅葉の美しさを味わうために造られた庭園「錦景苑(きんけいえん)」は、見どころのひとつ。四阿(あずまや)に腰掛けて仰ぎ見るも良し、絵馬殿(白梅殿)から眼下に眺めるも良し。モミジだけでなく銀杏や楓も色づき、奥行きのある景色が楽しめます。
11月16日(土)~12月1日(日)の期間中は、「錦景苑」のライトアップが行われています。神秘的な光景についつい時間を忘れてしまうほど。広大な境内には外周約1㎞もの「八条ヶ池」もあり、時間をかけてゆっくりと回るのがおすすめです。
虫の声に耳を傾けながら秋の夜長を満喫できるなんて、とても風流ですね♪拝観無料もうれしいところ。ぜひ、何度も足を運んで季節の移ろいを肌で感じてみてください。
また11月16日(土)~12月1日(日)の期間中に長岡天満宮と近隣の飲食店を巡ってアンケートに答えると、10名様に素敵なプレゼントが当たるキャンペーンも実施されるとのこと!詳細は後日発表とのことで、そちらも楽しみですね!
Information 長岡天満宮/075-951-4500(問い合わせ:長岡京市観光協会)/長岡京市天神2-15-13/9時~17時/錦景苑ライトアップ11月16日(土)~12月1日(日) 16時30分〜20時/拝観無料/阪急「長岡天神」駅から西へ徒歩約10分、JR「長岡京」駅から西へ徒歩約20分/Pあり(有料)/HP/Instagram @nagaokatenmangu
紅のトンネルが別世界へといざなう「もみじ参道」
光明寺/見頃11月中旬〜12月上旬
西山のふもとに位置する西山浄土宗の総本山「光明寺」。鎌倉時代前期の1198年に創建され、浄土宗の開祖・法然上人が最初に念仏を説いた地として知られています。
数百本もの紅葉が鮮やかに色づく広大な境内には、見どころがたくさん。なかでも注目したいのが、総門から左手に続く「もみじ参道」です。真っ赤な紅葉がどこまでも続く様子は、まさに圧巻!総門と紅葉のコントラストが参拝者の心をつかむ撮影スポットになっています。正面から本堂へ続く「女人坂」の紅葉もまた違った趣が楽しめますよ。
石段を登り、お寺の中心にある御影堂へ。歴史的建造物と紅葉のコラボレーションに思わずうっとり。心ゆくまで秋を堪能できます。
11月16日(土)~12月8日(日)までの期間中は、「観音堂」、「信楽庭(しんぎょうてい)」、「もみじの間」といった通常非公開のエリアを特別公開。寺宝展も開催されるので、おすすめです。
さらに、紅葉期間限定の御朱印もお忘れなく。今年は昨年と異なるデザインとのこと。ぜひ新しいものを参拝記念にゲットしてくださいね♪
Information 光明寺/075-955-0002/長岡京市粟生西条ノ内26-1/9時〜16時(受付終了)※紅葉期以外は18時閉門/紅葉の特別入山11月16日(土)~12月8日(日)/大人1000円、中高生500円※紅葉期以外は無料/阪急「長岡天神」駅下車、阪急バス6・7・20・22系統に乗り換え約20分。「旭が丘ホーム前」停留所から徒歩約2分/期間中Pなし※公共交通機関をご利用ください/HP/Instagram @komyo_ji_official
\お得な情報!/
JR「長岡京」駅西口駅前の市営長岡京駅西駐車場(4階・5階)を使用するパーク&ライドを利用し、駐車場2階の観光情報センターにて駐車券をご提示で、400円の割引入山券をお求めいただけます。
名勝庭園「浄土苑」の紅葉を望む「上書院」からの絶景
柳谷観音 楊谷寺/見頃11月中旬〜12月下旬
眼の病を癒すための祈願所として、1200年以上の長きにわたり人々の厚い信仰を集めてきた「柳谷観音 楊谷寺」。近年では、手水鉢を季節の草花で彩る「花手水」発祥のお寺として注目されています。秋に訪れると、色づき具合の異なる紅葉で美しいグラデーションを表現した花手水が見られますよ♪
11月16日(土)~12月1日(日)は、「紅葉ウィーク」を開催。「楊谷寺」は山間に位置するため、秋には山全体が赤く染まり、自然の豊かさを実感できます。「上書院」から眺める真っ赤なドウダンツツジに思わず見入ってしまいますね。
上書院からの眺め
さらなる絶景を求めて、階段を上がり「上書院」へ。明治時代に建立された総ヒノキ造りの書院から庭園を眺めれば、窓枠がまるで絵画の額のように紅葉を縁取ります。
夜には毎年人気の照明デザイナー小川ユウキ氏による「浄土苑」のライトアップを一般公開。今年は「京都西山竹あかり〜幻想夜2024〜」の期間に合わせて行われます。ライトアップの詳細は記事の最後でご確認を。
さらに11月23日(土・祝)13時からは、阿弥陀堂の瓦を手がけた「株式会社 美濃邊鬼瓦工房」代表取締役・美濃邊哲郎氏による講演「瓦屋さんのよもやま話」を開催。紅葉の時期限定の御朱印もあるとのことなので、詳しくは公式HPまたはSNSから要チェック!
Information 柳谷観音 楊谷寺/075-956-0017/長岡京市浄土谷堂ノ谷2/9時~16時30分(17時閉門)※通常期は9時~16時/紅葉ウィーク11月16日(土)~12月1日(日)/紅葉ウィーク700円、通常期500円※上書院は別途800円/阪急「長岡天神」駅またはJR「長岡京」駅からタクシーで約15分、阪急「西山天王山」駅からタクシーで約10分/Pあり(500円、第2駐車場は無料)/HP/Instagram @yanagidanikannon
京都西山・長岡天満宮花灯路
長岡天満宮/見頃11月中旬〜12月上旬
昨年に初開催された「京都西山・長岡天満宮花灯路」。好評につき、今年も開催が決定しました!「長岡天満宮」で毎年恒例の紅葉庭園「錦景苑(きんけいえん)」のライトアップに合わせて、11月16日(土)~12月1日(日)に実施。「八条ヶ池」の大鳥居から「拝殿」までの参道を約300基の行灯がやさしく照らします。
実はこちらの行灯、東山花灯路や嵐山花灯路で使用したものと同じなんだとか。場所を変えて人々の思いを繋ぐ行灯は、見ているだけでなんだか温かな気持ちになれますね。「錦景苑」の美しい紅葉までの道のりを雰囲気いっぱいに盛り上げてくれますよ。
広い境内では混雑を気にせず自分のペースでゆっくりと回ることができます。夜の静けさが日頃の喧騒を忘れさせ、自然と穏やかな気持ちに。昼間とはひと味違った大人なムードをひっそりと楽しんでみてはいかがでしょうか。
Information 長岡天満宮/075-951-4500(問い合わせ:長岡京市観光協会)/長岡京市天神2-15-13/16時30分~20時/11月16日(土)~12月1日(日)/拝観無料/阪急京都線「長岡天神」駅から西へ徒歩約10分、JR「長岡京」駅から西へ徒歩約20分/Pあり(有料)/HP/Instagram @nagaokakyo_tourism
※通常の拝観時間は異なります。記事前半よりご確認ください。
乙訓寺重要文化財 秋の特別公開
乙訓寺/見頃11月中旬〜12月上旬
推古天皇勅願、聖徳太子創建と寺伝より伝わる「乙訓寺」。弘法大師空海と伝教大師最澄が最初の出会いを果たした場所として有名な古刹です。4月には約30種1,000株が開花する牡丹の名所ですが、ひっそりと色づく紅葉の時期もおすすめです。表門から境内に続く参道はモミジでおおわれ、樹齢400年と推定されるサザンカが桃色の花を咲かせます。
牡丹と紅葉の季節に合わせて、年に2回だけ乙訓寺の重要文化財が特別公開されるのも見どころのひとつ。2023年6月に国重要文化財に指定された「木造十一面観音立像」(写真上)と、同じく重要文化財である「木造毘沙門天立像」(写真下)が同時に拝見できます。
「木造十一面観音立像」は、わずか一日で掘り上げられたと伝わる日本最古の“一日造立仏”。日本で3例しか発見されていない貴重な仏さまを見られる絶好の機会です。この秋は、11月16日(土)〜12月8日(日)に公開されます。ぜひ紅葉と合わせてお参りください。
Information 乙訓寺/075-951-5759/長岡京市今里3-14-7/特別公開期間11月16日(土)〜12月8日(日)9時30分〜16時(15時30分最終受付)、開門8時〜17時、御朱印・お守りの授与9時〜15時/特別公開期間拝観料1,000円(パンフレット付)※通常期拝観料(大人500円、中学生以下無料)/阪急バス「薬師堂」停留所から徒歩約5分/Pあり/HP/Instagram @otokunidera
京都西山竹あかり〜幻想夜2024〜
西山三山(光明寺、柳谷観音 楊谷寺、善峯寺)、大歳神社
京都市に移転した文化庁と京都西山エリアが連携し、地域の竹を活用した「竹あかり」によるライトアップイベントを初開催!西山三山(光明寺、柳谷観音 楊谷寺、善峯寺)と大歳神社を舞台に、幻想的な光で文化財を照らします。
国内外で活躍する竹あかり演出集団 「CHIKAKEN(ちかけん)」と、嵐山の竹林を整備するNPO法人「京都発・竹・流域環境ネット」がプロデュース。放置竹林を有効活用し、竹あかりによる見事な景色を生み出します。
「京都西山竹あかり〜幻想夜2024〜」善峯寺の様子。京都市内の夜景が美しいフォトスポットも。記念撮影を是非!
善峯寺では、琴の生演奏や10月7日(月)から片岡鶴太郎作「鯉の襖絵」の特別公開を実施。大歳神社では、約1,000年ぶりに栢(かや)の実から搾った油であかりを灯し、神楽殿にて琴の生演奏を披露します。
光明寺や柳谷観音 楊谷寺では、記事前半で紹介した紅葉と一緒に竹あかりや竹のオブジェを楽しめますよ。イベントに合わせて各所見どころが満載!西山の自然と歴史が織りなす景色は、いつにも増して厳かな雰囲気です。やさしい竹あかりに照らされて、特別なひと時を過ごしてみませんか。
\会場はこちら!/
Information 光明寺/075-955-0002/長岡京市粟生西条ノ内26-1/9時〜16時(受付終了)/11月16日(土)~12月8日(日)/大人1000円、中高生500円/阪急「長岡天神」駅下車、阪急バス6・7・20・22系統に乗り換え約20分。「旭が丘ホーム前」停留所から徒歩約2分/期間中Pなし※公共交通機関をご利用ください/HP/Instagram @komyo_ji_official
Information 柳谷観音 楊谷寺/075-956-0017/長岡京市浄土谷堂ノ谷2/17時~18時30分受付終了/11月9日(土)※プレオープンのため、境内の竹あかりのみ観賞可能。庭園・上書院の特別公開は実施なし、16日(土)、17日(日)、22日(金)、23日(土・祝)、24日(日)、29日(金)、30日(土)/大人2,000円(プレオープン大人1,000円)、高校生以下無料/阪急「長岡天神」駅またはJR「長岡京」駅からタクシーで約15分、阪急「西山天王山」駅からタクシーで約10分/Pあり(500円、第2駐車場は無料)/HP/Instagram @yanagidanikannon
Information 善峯寺/075-331-0020/京都市西京区大原野小塩1372/18時~20時30分(20時受付終了)/10月5日(土)~9日(水)、12日(土)~14日(月・祝) ※10月5日(土)・6日(日)はツアー参加者の貸切り日につき一般のお客さまはご覧いただけません/大人1,000円、高校生600円、小中学生400円/阪急「東向日」駅またはJR「向日町」駅下車、阪急バス66系統に乗り換え「善峯寺」停留所から徒歩約8分/Pあり(有料)/HP/Instagram @yoshiminedera_since1029
Information 大歳神社/075-951-1025(問い合わせ:長岡天満宮)/京都市西京区大原野灰方町575/18時~20時30分/10月19日(土)、20日(日)/拝観無料/阪急「東向日」駅またはJR「向日町」駅下車、阪急バス63・66系統に乗り換え「灰方」停留所から徒歩約5分/Pあり/HP/Instagram @otoshijinjya_kyoto
※記載の拝観時間や料金はイベント期間中のもので通常期とは異なります。
通常期は各公式HPまたは記事前半よりご確認ください。
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