まだ間に合う!5000本のアジサイが咲き誇る柳谷観音のあじさいウィーク

憂鬱な気分になりやすい梅雨の時期…に、すっきりとリフレッシュできる絶景スポットが長岡京市にあります。

それは目の観音様として1200年親しまれている柳谷観音(楊谷寺)!!

こちらは京都屈指のアジサイ名所として、また花手水(四季の花々で彩られた手水鉢)も大人気とあって、今、SNSで話題沸騰中なんです~。

柳谷観音ではアジサイが最も美しくなる6月8日(土曜日)~7月7日(日曜日)に「あじさいウィーク」を開催。

いつもは月一回しか公開されない上書院の特別公開や、「あじさいの押し花朱印」の授与、また23日(日曜日)には「あじさいまつり」も開催されます! 

気になるイベントについてもご紹介します。

アジサイ5000株が咲き乱れる「あじさいウィーク」

【6/8~7/7開催】セイヨウアジサイや日本アジサイなど様々な種類が咲き誇る!

さてさて、今年2019年の柳谷観音「あじさいウィーク」は6月8日(土曜日)~7月7日(日曜日)

種類はセイヨウアジサイから日本アジサイまで様々。四季咲きの「霧島の恵」や薄墨のにじんだような青紫色の大輪の花を咲かせる「黒姫」などの珍種も見られます。

ですが、なんといっても魅力は場所が植物園やアジサイ園ではなく、お寺の境内ということ。そのロケーションも素敵で写真映えします。


【その1 】万葉集の世界を体感!上書院特別公開

期間中毎日公開される上書院。天皇家公家などセレブたちをもてなしてきたお部屋で、映画のロケにも使われたほど!2Fの大きな窓から見る景色は絵画のようで、ずーっと座っていたくなりますよ。

こちらでは安土桃山時代に活躍した絵師・狩野光信(かのうみつのぶ)が、『万葉集』の訓読を行ったとされる平安時代の貴族・大中臣能宣(おおなかとみ の よしのぶ)を描いた作品が見られます。

また、絵には大中臣能宣と同時期に活躍した書家・近衛信尹(このえのぶただ)による書が添えられていますよ。

新元号「令和」の出典元にもなった万葉集の世界感を感じてみましょう♪

拝観料:800円(上書院・寺宝庫ともに拝観可)

★編集部メモ★

雨の日に訪れるとさらに趣が増すので、雨降りのお出かけスポットにおすすめ。

【その2】 SNS映え!「あじさいの押し花朱印」を限定授与

こちらも人気のため、すぐに限定数に達してしまうという押し花御朱印。期間中は「あじさいの押し花朱印」が800名限定で授与されます。

1枚:500円

★編集部メモ★

柳谷観音のご朱印帳は大人カワイイとあって女子に大人気!ここでしか買えないのでぜひチェックして。

【その3】 天皇家ゆかりの貴重な美術品を公開!柳谷観音寺宝特別展示

期間中は寺宝庫で『天皇家下賜品特別展示』を開催。天皇陛下のご即位をお祝いして、柳谷観音が天皇家より下賜された宝物の数々が展示されています。

例えば、114代中御門天皇が手掛けた観音様や、豊臣秀吉の側室・淀殿から寄進された阿弥陀堂のお厨子などなど。貴重な宝物を目にできるまたとないチャンスです。

拝観料:800円(上書院・寺宝庫ともに拝観可)

★編集部メモ★

アート好きもうなる貴重な美術品をたくさん所蔵している寺院としても注目されています。

お坊さんのLiveあり!グルメあり!6/23「あじさいまつり」

和のサウンドに癒やされるライブ

19回目を迎える「あじさいまつり」は、6月23日(日曜日)に開催されます。今年の阿弥陀堂コンサートは古典尺八・津軽三味線のデュオや歌うお坊さんなどが出演。境内に響き渡る和のサウンドに癒されましょう。

グルメも充実!飲食屋台、限定グルメ、お土産販売、庭園茶席も

柳谷観音のアロマセラピストが調合した「美心茶」を販売。身も心も美しくというコンセプトで、メグスリノキ茶とローズヒップなどが入っています。お茶を飲んで美を目指しましょう!きっとお土産にも喜ばれます~。


ほかにも、話題の「西山こっぺ堂」さんが、あじさいまつり限定「新緑あんぱん」を販売しますよ。

西山こっぺ堂さんの記事はこちら


また、京都の老舗和菓子店、「笹屋伊織」とコラボした和菓子「花手水」の限定販売も。売り切れ御免!これは見逃せませんね!


 そのほか、飲食屋台や特産品の販売、庭園茶席などが開かれ、一日楽しめます。


【知識】を深めよう!アジサイのちょっぴりロマンチックなうんちく


アジサイは、最近では様々な色や形のものが作られ、アレンジメントやブライダルのお花としても人気です。

そんなアジサイですが、日本が原産だってご存じでした?

江戸時代、長崎に来日していたドイツ人医師であり博物学者のシーボルトは、医師として働くかたわら日本の植物について研究していました。ところが幕府からスパイ容疑をかけられ、国外追放に!日本へ帰国する際に持ち帰ってきたのがアジサイだったそうです。

その後、シーボルトは植物図鑑を編集し、アジサイの学名を「Hydrangea Hortensia Otaksa」(ヒドランジア ホルテンジア オタクサ)と名付けたのだとか。

実はシーボルトの日本の妻は「おたき」さんという名前でした。諸説あるそうですが、アジサイの学名は彼女から取ったとも言われています。ロマンチックですね~♪


小さな花が寄り添うように美しく咲く姿から「和気あいあい」「家族団らん」という花言葉もあるアジサイの花。

お友達や家族を誘って、訪れてみてはいかがでしょう。

Information
柳谷観音(楊谷寺)
長岡京市浄土谷堂ノ谷2
075-956-0017
JR長岡京駅または阪急長岡天神駅からタクシーで約15分
あじさいウイーク 6月8日(土曜日)~7月7日(日曜日)9時~16時30分 拝観料 300円
あじさいまつり 6月23日(日曜日) 10時~15時30分(閉門は16時30分)拝観料 300円


【参拝時は混雑に気を付けて】

あじさいウィーク期間中は、長岡京市方面から柳谷観音楊谷寺へ入山するルートが混みあいます。駐車台数に限りがあるため、マイカーでの参拝は避け、タクシー利用が賢明かも。 

あじさいまつり当日6月23日(日曜日)のみ、シャトルバスがJR長岡京駅と阪急西山天王山駅から利用できるのでおススメです。

大阪方面から行く場合は、島本町の山間をぬけるルートが利用できます。

詳しくはコチラの長岡京市のホームページをご覧ください。


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