9月3日、長岡天神駅前に登場した体験型ホテル「ディスカバー長岡京」。実は、ただのホテルじゃないんです!
「街を元気にするホテル」をコンセプトに、外国人と交流ができるカフェ&バーや、狂言や刀鍛冶など珍しい体験メニューもあり、地元民の憩いの場になること必至です。
場所は、阪急京都線「長岡天神駅」より徒歩30秒。駅西口を出て左(南西方面)へ、線路沿いに100mほど行ったところにあります。
音も風もない「光冷暖」がとっても快適なんです!
部屋はすべてツインルーム。広さやバスタブの有無などにより、エグゼクティブツイン、デラックスツイン、スーペリアツイン、コンフォートツインの4種類に分かれています。
こちらは最もグレードの高い、エグゼクティブツインのお部屋。「世界のベッド」と称されるシモンズ製のベッドは寝心地抜群です。
そして、なんといっても最大の特徴は、新発想の冷暖システム「光冷暖」を採用していること。「光冷暖」は、遠赤外線の「ふく射・放射」を利用して温度を調節。夏は洞窟のような涼しさ、冬は陽だまりのような暖かさで、自然環境のもとで感じられるような心地よさが体感できます。
エアコンのような風や音がなく、乾燥の心配がないのもいいですね。
※「光冷暖」は、エグゼクティブツイン、デラックスツインのみ
1・2階は鉄筋コンクリート、3〜5階は、木材を密集させてつくった「集成材」で建物を支える、「ハイブリット構造」だそう。全国でもまだ例の少ない、最新の技術で建てられているんです。
デラックスツイン以外のお部屋は、バルコニーつき。長岡天神駅で電車が行き交う様子が見えるので、子ども連れにはうれしいですね。
1部屋の最大収容人数は大人3名+子ども1名。5名以上の場合は、ほとんどのお部屋に隣の部屋とつながるドアがついているので、2部屋をコネクティングルームとして使うこともできますよ。
外国人と友達に! 街のたまり場「まちバルSUBACO」
ホテル1Fは「まちバルSUBACO」というカフェ&バーになっていて、宿泊者以外も利用可能です。
フードメニューは、京都の恵みがたっぷりと味わえるものばかり。地元京都の農家や養鶏場、漬物店、精肉店、豆腐店などと協力して作り上げられています。
人気のメニューは、「地元たけのことひき肉のおつまみピッツァ」(780円)。大原野の漬物屋さん「よしみねの里」で作られた、たけのこの佃煮が入っていて、その珍しさから注文する人が多いのだとか。
「お好きなタパス3種盛り合わせ」(580円)は、ショーケースからお好みの3種が選べます。
大原野の養鶏場から直送された新鮮卵の「たまごかけごはん」(250円)は、宿泊時の朝食にもついてきます。お醤油は、地元・城戸平左衛門商店のものを使ってだし醤油とブレンドした、オリジナル醤油。
ここでしか味わえない、贅沢な一品です!
ドリンクは、長岡京のスペシャルティコーヒー専門店「Unir」監修のコーヒー、伏見の日本酒、「サントリー<天然水のビール工場>京都ブルワリー」の全面協力で実現したメニューも。
大型店にしか貸し出さないという特別なビールサーバーでいれた京都産「ザ・プレミアム・モルツ」(680円)、山崎蒸溜所で世界5大ウイスキーをブレンドした世界初のウイスキー「碧」のハイボール(650円)にも注目です!
お店の2Fは作業スペース。電源、Wifi環境も整っているので、ドリンク片手に仕事や勉強もできます。
ちょっとした空き時間や、家では集中して勉強できない…という時など、ふらりと訪れてみてもいいかもしれませんね。
さらに!「まちバルSUBACO」でも特に注目なのが、20〜21時の交流タイム。外国人旅行者との会話が楽しめます。
英語が話せないから…、と尻込みしがちですが、大丈夫。英語のできるスタッフが橋渡しをしてくれますよ。勇気を出して異文化に触れることで、新たな境地が開けるかも!?
また、予約すればイベントスペースとして無料で場所を貸してくれるサービスも。時間は14〜18時、参加者全員のワンドリンク制といったルールはありますが、ちょっとした教室やアートイベントなどをするのにぴったりです!
ホテル屋上も開放されていて、開放的な雰囲気のもと「まちバルSUBACO」のメニューを楽しむこともできますよ。
目指しているのは、旅行者も地元民も、みんなでワイワイ盛り上がれる「街のたまり場」。
スタッフもフレンドリーな方ばかり。周辺案内をしてもらえたり、地元トークで盛り上がったりと、おひとり様で訪れても楽しく過ごせそうですね♪
日本文化への理解が深まる、“本気”の体験メニュー
宿泊客向けの体験メニューも充実。
中でも注目なのは、亀岡市にある刀匠の工房で日本刀づくりができる「刀鍛冶」体験(50,000円〜)。
原料の玉鋼(たまはがね)を大槌で鍛え上げ…、
手槌で刀の形に整えていきます。
その後、粘土を刀に塗る「土取」、刀を冷ます「焼入れ」、「焼戻し」、「研磨」などの工程を経て、
最後に刀匠の名を入れる、「銘入れ」をすれば完成です!
刀匠の工房で、日本刀の歴史を聞きながら受けられる、刀剣マニア垂涎の本格的な内容になっています。
他にも、長岡京名産の竹を使った「竹かご造り体験」(5500円)や、由緒あるお寺での「狂言体験」(15,000円)、甲冑を身に着けて行う「殺陣体験」(9120円)など、日本の文化を深く知ることのできる内容がそろいます。
その道を極めた職人さんと直接お話ができる貴重な機会でもあり、本物志向の上級者も大満足間違いなしです!
ホテルでの宿泊には「まちバルSUBACO」での朝ごはんがつきますが、晩ごはんは敢えて提供していません。なぜなら、長岡京市は少し歩けば、ステキなお店がたくさんあるから。周囲のお店を使ってもらうことで、地域活性化にもつながりそう!
周辺のグルメスポットをまとめた地図も作成していて、宿泊者に配っているというから、その徹底ぶりに驚きます。また、お店で出されるお箸は、長岡京にある障がい者就労継続支援事務所のハンドメイドのものを使うなど、障がい者支援の活動も。
外国人はもちろん、地元の人たちにも親しんで欲しい、という想いが随所に感じられるホテル「ディスカバー京都長岡京」。近くを訪れた際にはぜひ足を運んでみてください。
【Information】
<ディスカバー京都長岡京>
TEL:075-925-8855
住所:京都府長岡京市天神1-7-3
アクセス:阪急京都線長岡天神駅より徒歩30秒、JR京都線長岡京駅より徒歩10分
チェックイン15時、チェックアウト10時
宿泊料金(平均):コンフォートツイン・スーペリアツイン 1名8,000円(税込)〜、デラックスツイン・エグゼクティブツイン 1名13,000円(税込)〜
※2名1室利用の場合はそれぞれ+2,000円で1室料金となります。
<1FまちバルSUBACO>
営業時間:11時〜23時(2019年9月は12時〜23時、水曜定休)
撮影:マツダナオキ
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